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当院における審美オールセラミック治療

 

審美オールセラミック治療

治療開始時

上の写真は初診時のものです。全体的に虫歯、着色のある歯を治療したいという主訴で来院されました。

審美修復治療は長年、メタルボンドと呼ばれるセラミックを金属の上に焼き付けたものが主流でした。

現在でも、噛み合わせが強い場合や、より精密な緊密な適合が要求される場合には、メタルボンドが第一選択になる場合もあります。

世の中の、特に日本の歯科医院では、メタルフリーという言葉が一人歩きしてしまっていますが、全てオールセラミッククラウンを使用する訳ではないのです。

もちろん、金属を用いない場合、用いない方が良いケースもあります。

オールセラミックの場合は、最小1mm の厚みで(フルジルコニアの場合は)クラウンを作成できるので、あまり歯を削りたくないケースであったり、歯と被せ物の結合部は歯肉の上に設定できるケースではオールセラミックが第一選択となります。

オールセラミックは金属を用いないので、自然な色を確保するためにポーセレンの厚みを考慮する必要がありません。

歯を必要以上に削らないで済む、というのはオールセラミックの素晴らしい特徴と言えるでしょう。

以前はガラスを主成分としていたため、強度不足から奥歯に使用することはできませんでした。ジルコニアや二ケイ酸リチウム(通称e.maxと呼ばれる)の登場で、奥歯にも使用できるようになりました。こちらは上のケースをオールセラミッククラウンで治療したケースです。オールセラミックにはジルコニアを使用しています。

フルジルコニアクラウン

フルジルコニアクラウン

最近は、多層性のフルジルコニアの開発が進んでおり、各社の材料の開発スピードは目覚しいものがあります。

各社販売しているジルコニアディスク。強度、透過性、審美性など、ディスクによって微妙に異なります。

ミリングマシンにセットし、削り出します。

ジルコニアクラウンは、1本15分で削り出しは完了。

こちらはe.maxこと、二ケイ酸リチウム。一つ一つがブロックになっています。

削り出したものはこちらです。

ところで、フルジルコニアは前歯に用いられる場合もありますが、より高い審美性を希望されるケースには、ジルコニアフレーム(もしくは二ケイ酸リチウムのフレーム)に、ポーセレンを焼き付けることになります。

当院では、院内でデザイン、ミリング(セラミックの削り出し)を行なっているため、フルジルコニアクラウンは1本6万円から作成が可能となっています。

このケースは、右の奥歯4本をフルジルコニアで対応しました。

上の写真は、より高い審美性、美しい見た目のクラウンを希望されて来院されたケースです。

上の写真は歯の形を整え、ジルコニアフレームの試適をしました。

    

ジルコニアフレームにポーセレンを焼き付けたのがこちら。

フルジルコニアによるクラウンよりも、より美しい仕上がりになっていますね。ただし、ジルコニアの上にポーセレンを盛っていますので、チッピング、欠けてしまうリスクがより高まります。噛む力を強い方には難しいですが、ケースを選べば問題ありません。患者さんからはいずれも高評価を頂いています。

このケースは、前歯6本をポーセレン焼付けジルコニアクラウンで対応しました。

ただし、いずれも全ての方に同じ結果が得られるとは限りません。

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