矯正治療には、歯並び全体を治す「全体矯正」と一部の歯並びを治す「部分矯正」があります。3Dテクノロジーにより矯正治療を行ないます。
全体矯正の治療期間は、1年半~3年程度かかり、多くの治療費が必要になります。そのため、患者様の中には「気になる前歯だけ治したい」「短期間で安く歯並びを治したい」という要望を持つ方も多いです。そこで当院では、患者様のご要望にお応えして、一部の歯並びを治す部分矯正もご提供しています。
歯を削らないべニア矯正
歯並びを治したいけど、矯正治療は時間もかかるし、お金もかかる。何より目立つ矯正装置をつけたくない・・・という方に、当院は「べニア矯正」をお勧めします。
べニア矯正とは、必要な分だけ歯を削って整え、セラミックをセットする治療です。エナメル質に物性が近いセラミックを使用するので、歯が弱くなることはありません。「笑顔の質は人生の質」です。
歯を削らないべニア矯正の大きな特徴
- 1痛みが少なく歯をできる限り削らない治療法です
- 2汚れや傷がつきにくいセラミック素材を使用している
- 3金属アレルギーの心配がなく安全性が高い
歯を削らないべニア矯正の流れ
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STEP1 カウンセリング
まずはカウンセリングにて仕上がりのイメージやご要望をヒアリングし、セラミック矯正の治療の流れやメリット・デメリット、治療期間や費用などをご説明します。疑問や不安などがあれば、遠慮なくご相談してください。
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STEP2 歯の形成
レントゲン撮影や歯型取りなどの検査を行い、セラミックを被せるために必要な分だけ歯を削ります。
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STEP3 仮歯作製
セラミックの被せ物が入るまでは、仮歯を装着して過ごします。仮歯も本物の歯に近いので治療中も見た目を損なう心配はありません。仮歯の段階で歯並びや形など、仕上がりのイメージを確認します。
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STEP4 精密印象(型取り)
精密印象(型取り)を行います。2種類のシリコン印象材を使用することによって、より正確で精密な型取りができます。
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STEP5 装着
型取りから1週間~10日程度時間を要します。完成したらセラミックの被せ物を装着して治療終了です。その後定期的にメインテナンスを受けることにより、トラブルを未然に防ぎ、セラミックの歯を長持ちさせていきます。
べニア矯正の費用と詳細
標準料金 | ¥330,000~¥660,000 |
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治療期間 | 3か月~6か月 |
治療回数 | 3~6回 |
リスク/副作用 | 個人差により、また、強い力が加わると、ごく稀に割れたり外れたりする可能性があります。咬み合わせ・歯ぎしりの強い方は、破損防止のためにマウスピースをおすすめすることがあります。 歯を削らないべニア矯正は、公的医療保険が適用されない自由診療です。 |
※相談・検査・診断・治療までの標準料金
部分矯正とは
部分矯正は、前歯など一部の歯並びを治すための治療法です。気になる部分のみを治療できるため、全体矯正よりも治療期間が短く、その分費用も抑えられるのが特徴です。
上下どちらか一方だけおこなうことも可能で、範囲が狭いため治療中のストレスも少ないといえるでしょう。
部分矯正の大きな特徴
- 1部分的なので治療期間が短くて済む
- 2一部だけ矯正するため、費用も抑えることができる
- 3矯正範囲が狭いため装置が目立たず、気になる箇所だけを整えられる
部分矯正をおすすめするケース
前歯だけの矯正
前歯の小さなズレを治したい、と部分矯正を希望される方は多くいらっしゃいます。
人目につきやすい場所であるため、部分矯正であっても見た目の印象が大きく変わるケースが少なくありません。
噛み合わせに影響のない「すきっ歯」
前歯の中心にすき間があいている「正中離開(せいちゅうりかい)」や、かみ合わせに影響のないすきっ歯の場合は、部分矯正での治療が可能です。
すき間がなくなれば食べ物がつまりにくくなるため、食事のストレスも軽減されるでしょう。
部分矯正では対応が難しいケース
全体の歯並びのバランスを考えた矯正
歯が重なって生えている「叢生(そうせい)」を治すには、全体の歯を動かす必要があります。全体矯正が必要であるにもかかわらず、無理に部分矯正で治療をすすめてしまうと、全体のかみ合わせが崩れる可能性があるため、注意しなければいけません。
前歯だけがズレていると感じていても、実際は全体の歯に問題があるケースも少なくないため、事前の精密検査でしっかり状態を調べて診断します。
「過蓋咬合(かがいこうごう)」の場合
奥歯で噛んだときに上の歯列が下の歯列を深く覆いすぎている状態を「過蓋咬合(かがいこうごう)」といいます。主に奥歯の高さが足りないことが問題であり、かみ合わせを正すために全体矯正が必要です。骨格に問題がある場合は、外科手術も視野にいれなくてはいけません。
こちらも事前の精密検査で状態をしっかり調べて診断します。
マウスピース矯正
マウスピース型の装置を使った治療方法です。取り外しが可能なため、食事やお手入れが今までどおりにでき、装置の見た目が透明なことから装着していても人目が気になりません。
お手入れではフロスや歯間ブラシといった補助用具もスムーズに使えるため、ワイヤー矯正とくらべて虫歯や歯周病のリスクは低めです。
デジタルワイヤー矯正(表側矯正)
デジタルテクノロジーを用いておこなうワイヤー矯正です。歯科用CTや口腔内スキャナーを使い、コンピューター上にデータを集めることで、AIが自動で適切な治療計画を立てます。
歯の表面に貼り付けるブラケットやワイヤーも製作できるため、短期間で精度の高い矯正治療が可能です。マウスピース矯正が難しいケースや、できるだけ早く理想の歯並びになりたい方におすすめの方法といえるでしょう。
部分矯正の費用と詳細
標準料金 | ¥330,000~¥660,000 |
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治療期間 | 3か月~1年 |
治療回数 | 3~12回 |
リスク/副作用 | 症例によっては適応が難しい場合があります。全体矯正に比べて、噛み合わせバランスを整えにくい場合があります。適用できるケースが限られる場合がございます。 部分矯正は、公的医療保険が適用されない自由診療です。 |
※相談・検査・診断・治療までの標準料金