3Dデジタルワイヤー矯正(表側矯正)は、3Dスキャン画像で仮想患者の口腔モデルを作成し、診断や治療のシミュレーションを行う、世界でも新しい治療技術です。
3Dデジタルワイヤー矯正(表側矯正)とは
複数のデジタルシステムを融合しておこなうワイヤー矯正治療のことを指します。 必要な情報をデータ化し、AIの診断に基づいてブラケットの位置づけやワイヤーの形状が決まるのが特徴です。人の手でおこなうよりも正確に治療を進められるため、治療期間の短縮につながります。 ワイヤー矯正ではすでに主流となっております。
シード歯科のデジタルワイヤー歯列矯正
患者様に合わせた歯列矯正の計画
ご要望やお口の状態に合わせて、適切な治療法をご提案いたします。
現在、主な治療法として「マウスピース矯正」「ワイヤー矯正」「セラミック矯正」の3つが存在し、それぞれメリットやデメリットが異なります。
審美性だけでなく機能性や治療スピード、痛みにも考慮した、最小限の負担で受けられる矯正治療をご希望の方は、ぜひ当院までご相談ください。
デジタルテクノロジーによる精密矯正治療
デジタルワイヤー矯正は、歯並びやかみ合わせの問題をAIが正確に分析し、適切な治療計画や矯正装置の製作に役立てられることが特徴です。従来のアナログ方式よりも精度が高いため、仕上がりの良さだけでなく、治療スピードの向上にもつながり、結果的に患者様への負担は最小限に抑えられます。
精密矯正治療には欠かせない歯科用CTや口腔内スキャナーといった機材を取り揃えて、すべての方に適切な治療をご提供しております。
スピーディーで安心のデジタル矯正治療
マウスピース矯正では主流のデジタル矯正治療ですが、近年ワイヤー矯正でも活かされるケースが多くなってきました。AI診断のもと、ブラケットの位置づけやワイヤーの形状を正確におこなえるため、無駄のないスピーディーな治療が可能です。
米国補綴専門医が担当します
かみ合わせに特化したスキルをもっており、新規の矯正治療をはじめ過去の治療でかみ合わせが崩れてしまったケースにも柔軟に対応可能です。
米国では、歯科医師にアドバイスをおこなう「最後の砦」のような位置づけであり、多くの尊敬と信頼を集めています。
矯正専門医や治療担当医と連携を取りながら、満足度の高い治療をご提供いたします。
対応可能な矯正治療メニュー
- インビザライン(マウスピース矯正)
- 3Dデジタルワイヤー矯正
- インビザラインとワイヤーの併用矯正
- 前歯だけの部分矯正
- ラミネートべニアによる矯正
- 舌側の見えない矯正
- プレオルソによる小児矯正
- マウスピース矯正による小児矯正
デジタルワイヤー矯正のための設備
アナログからデジタルへ。デジタルツールを用いたDX化を実現!!
日本では保険診療を治療のベースとしているが故に、フルマウスリコンストラクション(FMRC)など総合力が必要なケースにおいて診査診断から治療計画を立案し、それを臨床の現場に落とし込んでいくことが非常に困難でしたが、米国の専門医養成課程で実践されているプログラムの導入をはじめ、歯科治療のデジタル化、デンタルDXアプローチにより、最新のデジタルテクノロジーを駆使した、矯正・補綴治療を行っています。
特に当院では、3Dフェイシャルスキャナー、デジタル顎運動測定器、歯列矯正排列シミュレーション診断ソフト、3Dプリンター、バーチャル咬合器、CAD/CAM機器等の設備を取り入れた診療を行っております。
▶【参考サイト】違いを生み出すデジタル診査診断(「シード歯科・矯正歯科 東京」ホームぺージ)
3Dフェイシャルスキャナー
顔全体をスキャンし、笑った時の歯の見え具合や、人の顔の軟組織の動きを測定し、3次元的に復元できるスキャナーです。
オーラルスキャンの歯型の画像と組み合わせる事により、患者様の歯の審美性を把握します。
▶ 患者様のスマイルをワンショットで撮影する3Dフェイシャルスキャナー
(「RAYFace 200」Youtube)
デジタル顎運動測定器
正確な噛み合わせを得るためには、アゴの動きを正確に計測する必要がありますが、これまでのアナログ形式での測定では限界があります。当院では、精密な噛み合わせを与えるために、超音波測定によるデジタル顎運動測定器を用い、測定を行ないます。
3Dフェイシャルスキャナーの顔のデータや、オーラルスキャナーの歯のデータをマッチングさせることにより、デジタル上に、審美性と機能性の両面を兼ね備えたデータとして集約が可能です。セラミックの作製やワイヤー矯正のブラケット作製、アライナーの作製時には、この測定データを役立てます。
歯列矯正排列シミュレーション診断ソフト
歯列矯正排列シミュレーション診断ソフトを用いる事により、コンピューター上で、デジタル的に歯の配列状態を評価の上、歯の移動の仕方をデザインします。この診断により、ワイヤー矯正の場合には、ブラケットを付けるポジションを正確に決める事ができます。他の3Dデンタル矯正の場合でも正確な配列を決定するためにこのソフトでシミュレーション診断を行ないます。
歯科用CADソフトウェア exocad
exocadは、デジタルDX(デンタルトランスフォーメーション)を支える革新的な歯科用CADソフトウェアです。exocadを使用することで、歯科技工士や歯科医師は高度なデジタル設計と精密な製作が可能となります。デジタルなワークフローにより、正確な歯科補綴物の設計やマルチディスプリナリなコラボレーションがスムーズに行えます。高度なシミュレーション機能により、最終的な治療結果を予測することができます。
3Dプリンター
デジタル矯正にはなくてはならないシステムの1つです。
口腔内の模型やコンピューターで設計した装置を短時間で印刷することができます。手作業で作製するよりも精度が高く、印刷にかかる時間も短いため、お待たせする時間も短縮することができます。また、3Dプリンターを使用すると視覚的にゴールの共有ができるため、患者様にも安心して治療を受けていただけます。
マウスピース矯正の認知度アップ、臨床への普及が進んだことにより、矯正用の排列シミュレーションの操作性と3Dプリンターの性能も大幅に向上しています。
歯科用CT
歯やあごの骨だけでなく、神経や血管までも立体的に確認できる歯科用CTは、矯正治療をはじめ根管治療や親知らずの抜歯などさまざまなケースで使用されています。
医科用CTとくらべると撮影時間が短く、被ばく量も少ないのが特徴です。
口腔内スキャナー
専用の機械で歯をなぞるだけで歯型を採取でき、従来の型取りよりも負担が少ないのが特徴です。
粘土のような印象材を練ったり、硬化するまで待ったりする必要がないため、治療時間の短縮につながります。また、お口の中の違和感が少なく、嘔吐反射が強い方でも心配ありません。
スキャンしたデータをコンピューターに取り込むことで、歯並びの状態を細部まで確認できます。
アイテロ
口腔内スキャナーの一種で、スキャンしたデータをコンピューター上で確認できるだけでなく、矯正治療のシミュレーションやマウスピースの製作がおこなえます。
デジタルワイヤー矯正の流れ
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STEP1 精密検査と必要なデータの抽出
3Dフェイシャルスキャナーで人の顔の軟組織の動きを測定を行ない、口腔内スキャナーで歯型を採取。必要なデータを抽出します。
また、歯科用CTで歯や歯の根っこ、あごの骨の状態を正確に把握し、顎機能測定で顔貌や歯の位置関係などもしっかり確認します。 -
STEP2 診断・治療計画の説明
検査結果をもとに治療計画を立てます。デジタル設備を用いておこなう精密検査は、従来のものよりも詳細な情報が得られるため、精度の高い治療計画の立案が可能です。
診断結果と合わせて歯が動く過程をコンピューター上でシミュレーションし、患者様へ分かりやすくご説明します。治療前に仕上がり具合を確認できるため、モチベーションアップにもつながるでしょう。治療計画に同意いただけましたら、次回から治療を開始いたします。 -
STEP3 治療開始
3Dプリンターでデジタル設計した「ジグ」と呼ばれる、装着ガイドを使用。ブラケットの位置を正確に装着するためのジグにより、口腔内に装着します。矯正中はお口の中の状況確認や装置調整のために、月1回通院します。デジタルワイヤー矯正は治療過程をしっかり確認し、お口の中の状況に変化があればすぐに対応・改善し、精度を上げながら矯正治療を行います。
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STEP4 保定~メインテナンス
メインの治療を終えたら、歯並びの後戻りを防ぐためにリテーナーとよばれる保定装置を一定期間使用します。定期メインテナンスも引き続き必要ですので、忘れずに受けるようにしましょう。
どのくらい保定するかは患者様によって異なります。設定した期間が経過して保定装置を外したら、矯正治療は終了です。
提供しているワイヤー矯正
ホワイトブラケット
ホワイトブラケットとは、セラミックやプラスチック素材など用いた矯正装置のことです。透明あるいは歯の色に近いため審美性に優れています。当院では、デジタル技術を最大限に活用して製作された透明ジグ(装着ガイド)が正確な接着を実現します。このブラケットの位置が重要で、歯の位置・仕上がり、治療期間が変わってきます。
ワイヤー矯正の費用と詳細
ホワイトブラケット
標準料金 | ¥330,000~¥1,320,000 |
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治療期間 | 半年~5年 |
治療回数 | 6回~60回 |
リスク/副作用 | ホワイトブラケットは金属製と比すると強度が劣ります。 歯と顎のバランスによってはご自身の歯を抜く場合があります。まれに歯の根が短くなる可能性があります。装置装着後、痛みを感じることがあります(歯が動く正常な反応なので心配ありません)。頬の粘膜・唇・舌などに、口内炎ができることがあります。歯周病等で歯ぐきが下がっている方は、歯を動かすことでさらに歯ぐきが下がる可能性があります。重なっていた歯がきれいに並んだことで歯ぐきと両隣の歯との間に三角形の隙間ができる可能性があります。ホワイトブラケットは公的医療保険が適用されない自由診療です |
※ 相談・検査・診断・治療までの標準料金
より目立ちにくい矯正にも対応しています
裏側矯正(目立ちにくい矯正)
裏側矯正とは、歯の裏側にブラケットとワイヤーをつけて歯並びと噛み合わせを整える矯正方法です。「リンガル矯正」や「舌側矯正」とも呼ばれています。歯の裏側に矯正装置をつけるので、目立たずに矯正治療が行えます。装置の見た目が気になる方や人前に出る機会が多い方におすすめの矯正方法です。
当院では、マウスピース型矯正装置と併用し、裏側矯正を実施していくケースが多いです。
マウスピース型矯正装置
マウスピース矯正とは、マウスピース型の装置を使って歯並びと噛み合わせを整える矯正方法です。1日22時間以上装着し、定期的に交換することで歯を動かしていきます。薄くて透明なマウスピースを使用するので、周囲の人に気づかれることはほとんどありません。また、マウスピースは自分で取り外しが行えるので、食事と歯磨きは矯正前と同じようにできます。