メタルフリー CAD/CAM冠
こんにちは。
毎日、雨降りでジメジメした蒸し暑い日が続いていますね。
皆さん、どうお過ごしですか。
最近は、手足口病や発熱など体調を崩される方も多いようですので
負けないように健康管理をしていきたいものですね。
今日は、2024年6月から保険適用が大幅に見直されたCAD/CAM冠のお話をします。
CAD/CAM冠とは、歯科用レジン(プラスチック)にセラミック(陶器)の粉末を混ぜたブロックを削り出して作る被せ物のことです。
セラミックほどの透明感がないので、ご自身の歯の色に近づけることは期待できませんが、金属よりも目立ちにくいので審美的には優れています。
いままでは、金属アレルギーでなければ、銀歯の被せものを入れるしかなかった
7番目(第二大臼歯)、8番目(親知らず・第三大臼歯)の歯にも
条件を満たせば、メタルフリーの白い被せ物 CAD/CAM冠の使用が可能になりました。
保険治療がご希望な患者様には選択肢が増えて嬉しいお話ですね。
どんな条件を満たせば、被せることができるのでしょうか。
① CAD/CAM冠を装着する歯の反対側の大臼歯が上下で嚙み合っている。
② 対合の大臼歯が欠損であっても小臼歯が嚙み合っていて、CAD/CAM冠を装着する
反対側の大臼歯が嚙み合っている。
食いしばりや歯ぎしりが強い方など咬み合わせによっては、破折してしまう場合があるので、
従来の銀歯をお勧めすることもあります。CAD/CAMインレーも同様です。
破折しにくいもので色味が自然体なものをご希望の際には、自費のセラッミクをお勧めします。
ご相談に乗りますので、遠慮なくお問い合わせください。
厚生労働省改正説明会資料より参照