当院の治療品質向上に対する取り組み
歯科の治療というのは、どこまで細部までこだわれるか大切で、一つ一つの治療ステップを丁寧に行わなければなりません。
一つでも合わない被せ物や詰め物をセットすると、全体のバランスが崩れ、噛む機能が低下します。
上下の対称となる歯の噛み合わせを考えてから治療を行わなければ、咬む力が低下するだけでなく、虫歯や歯周病、歯が破折するリスクも高まります。
当院では患者さまのデータをしっかりと集めてから治療計画を立てますので、小さな虫歯一つとっても原因を考え、一工程ずつ丁寧に治療を行います。
その治療ステップをより厳密に遵守し、精密な治療をご提供するために、当院は使用する機材を充実させています。
その一つとして、当院では咬合器に模型を付着し、診断を行います。正確な噛み合わせ診査に不可欠な咬合器を用い、お口の中を細かく把握できるようにするためです。
インプラント、審美歯科、入れ歯などの治療オプションに応じて適切な噛み合わせを付与しているので、長期的な予後が期待できます。
咬合器の導入により、噛み合わせはもちろん、被せ物や詰め物により厚みや形態を自由に与えることができます。
特に入れ歯は、安定した噛み合わせをいかに与えるかが、ポイントになります。当院では、すべての入れ歯にバランスドオクルージョン(左右側方に動かした時にしっかりと左右の歯がスライドしている状態)を付与しています。

上下で噛み合わせた時の写真。しっかり上下の歯がかみ合っています。

右側にスライドさせた時の写真。上下の歯がしっかりスライドしています。

左側に歯をスライドさせた時の写真。この時も上下の歯がしっかりかみ合っています。こうしてしっかりと噛み合わせを合わせることで、「噛める」入れ歯作成が可能となります。

左側の噛み合わせも同様です。上下がしっかりかみ合っています。

左側方に動かした時の写真。上下の歯がしっかりスライドしかみ合っています。

右側にスライドさせた時の写真。この時しっかり上下の歯がスライドしていることが、入れ歯安定のポイントです。