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矯正治療、審美歯科治療などデジタル歯科治療に用いられる口腔内スキャナーを方式別の機種一覧をリストアップしました。
📋 まとめ：方式別オーラルスキャナー機種一覧
🧭 光学方式別・臨床適応マップ
| 光学方式 | 補綴（クラウン・ブリッジ） | 矯正（アライナー等） | インプラント | う蝕診断 | 接着・マージン評価 | 備考 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 構造化光 | ||||||
| （Structured Light） | ◎ 高速・充分な精度 | ◎ 広範囲スキャンに向く | ○ 十分対応可能 | △ 表面のみ | △ 接着層や内部構造は不可 | 低価格帯機で広く普及（Medit, Aoralscanなど） |
| 三角測量 | ||||||
| （Triangulation） | ◎ 精度高く補綴向き | ○ | △ 金属・湿潤面に注意 | × | × | 高精度だがやや操作に慣れ必要（Planmeca等） |
| 共焦点光学 | ||||||
| （Confocal） | ◎ 高解像度でマージンも明瞭 | ◎ iTero, TRIOSで採用 | ◎ 精度高くインプラントに好適 | △ 表面う蝕まで可 | ○ マージン適合性評価も良好 | 高機能・高価格。多機能型が多い |
| NIR画像診断 | ||||||
| （NIRI） | ○（形状も取得可） | ◎（矯正＋診断） | △ | ◎ 隣接面・初期う蝕可視化 | × | iTero 5D/Luminaのみ搭載。X線代替診断可 |
| 光干渉断層法 | ||||||
| （OCT） | △（視野狭い） | ×（範囲不足） | △（研究応用） | ◎ 超初期う蝕可視化 | ◎ 接着層・マイクロクラック可視化 | 研究〜先進臨床用途。OCTiXは実用化段階 |
| 位相シフト干渉 | ||||||
| （Interferometry） | ◎（超高解像度） | × | × | ◎ | ◎ | OCT技術と併用される。工学研究ベース |
🧪 評価記号の意味
| 記号 | 意味 |
|---|---|
| ◎ | 非常に適している（第一選択） |
| ○ | 十分に対応可能 |
| △ | 条件付き・部分的に可能 |
| × | 不適または実用性低い |
🔍 適応別おすすめ方式（臨床シーン別）
| 臨床応用 | おすすめ方式 |
|---|---|
| クラウン・ブリッジ補綴 | ✅ 共焦点方式（TRIOS / iTero） ✅ 構造化光（Meditなど） |
| アライナー矯正 | ✅ 共焦点 or 構造化光（広範囲スキャン） |
| インプラントスキャン | ✅ 共焦点（マルチユニット対応機） ○ 構造化光（場合による） |
| 隣接面う蝕診断 | ✅ NIRI（iTero 5D, Lumina） ◎ OCT（研究・OCTiX） |
| 接着評価・マージン確認 | ✅ 共焦点（臨床） ◎ OCT（研究・微細観察） |
📌 まとめと考察
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一般開業医の標準装備としては、共焦点方式（TRIOS / iTero）か構造化光方式（Medit / Shining 3D）がおすすめ。
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**診断拡張性や患者説明の質を高めたい場合は、NIR搭載スキャナー（iTero Luminaなど）**が優れた選択肢。
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OCT搭載型（OCTiXなど）は、精密診断・研究用途・自費診療特化型クリニックに向いています。
目的に応じての購入をお勧めいたします。
