質問にお答えします!~マウスピース矯正とワイヤー矯正の痛みの違い~
患者さんからよくお聞きする「マウスピース矯正とワイヤー矯正、どちらが痛いの?」という質問にお答えします。
痛みの性質の違い
ワイヤー矯正の痛み
特徴:持続的で一定の圧迫感
- 24時間常に一定の力が歯にかかり続ける
- 鈍い痛みや圧迫感が数日間続く
- 調整後2〜3日がピーク
- 慣れてしまえば痛みをほとんど感じなくなる
マウスピース矯正の痛み
特徴:断続的で軽い締め付け感
- 新しいマウスピースに交換した時のみ痛みを感じる
- 締め付けられるような感覚
- 1〜2日で慣れることが多い
- 取り外し時に一時的に解放される
痛みの強さ比較
一般的な傾向
マウスピース矯正の方が痛みは軽いとされていますが、これには理由があります:
マウスピース矯正が痛みが少ない理由:
- 歯を動かす力がより緩やか
- 1週間〜2週間ごとに少しずつ動かすため、急激な変化がない
- 食事や歯磨き時に取り外せるため、一時的に圧力から解放される
- 歯全体に均等に力がかかる設計
ワイヤー矯正の痛みが強めな理由:
- 月1回の調整で大きな力の変化がある
- 24時間連続で力がかかり続ける
- ワイヤーやブラケットが口の中を傷つける場合がある
実際の患者さんの比較体験談
両方を経験されたDさん(20代女性・OL)
「最初ワイヤー矯正を1年していましたが、転勤を機にマウスピース矯正に変更しました。明らかにマウスピースの方が楽でした。ワイヤーの時は調整後3日間は鎮痛剤が手放せませんでしたが、マウスピースは最初の夜だけ少し違和感がある程度です。」
マウスピース矯正のEさん(30代男性・営業職)
「友人がワイヤー矯正で『痛くて眠れない』と言っていたので覚悟していましたが、マウスピースは全然大丈夫でした。新しいものに交換した日は少し締め付け感がありますが、翌日にはもう慣れています。」
痛み以外の不快感の違い
ワイヤー矯正
- ブラケットやワイヤーが頬や唇に当たる
- 食べ物が挟まりやすい
- 口内炎ができやすい
- 話しにくさを感じる場合がある
マウスピース矯正
- 装着時の違和感(慣れれば気にならない)
- 取り外し時の一時的な不快感
- 唾液の分泌量が増える場合がある
- 発音に慣れが必要
痛みの個人差について
ただし、痛みの感じ方には大きな個人差があることも重要です:
痛みを感じやすい方の特徴:
- 痛みに敏感
- 歯の移動距離が大きい
- 歯茎や歯の状態が悪い
痛みを感じにくい方の特徴:
- 痛みに強い体質
- 軽度の歯並びの乱れ
- 口腔内が健康
当院での痛み軽減への取り組み
ワイヤー矯正の場合
- 低摩擦ワイヤーの使用
- 段階的な力の調整
- ワックスの提供(口の中の保護)
マウスピース矯正の場合
- 適切な交換スケジュールの設定
- 装着時間の段階的調整
- 定期的なフィット確認
まとめ
総合的にマウスピース矯正の方が痛みは軽い傾向にありますが、治療効果や適応症例を考慮して選択することが重要です。
シード歯科・矯正歯科 高岡院では、患者さん一人ひとりの歯並びの状態、ライフスタイル、痛みへの不安度などを総合的に判断し、最適な治療方法をご提案いたします。
どちらの方法でも、適切な管理のもとで治療を進めれば、痛みは必ず慣れるものです。不安な点がございましたら、いつでもお気軽にご相談ください。

